ギャラリーアビアントの古茂田杏子・佐藤草太 二人展を見る

 東京浅草のギャラリーアビアントで「古茂田杏子・佐藤草太 二人展」が開かれている(6月21日まで)。二人を結びつけたのは今は亡き作家西村宣造だったという。ここでは古茂田杏子を紹介したい。古茂田杏子は1946年生まれ、両親とも画家で、父が古茂田守介、母が美津子、2012年に目黒区立美術館で古茂田守介+古茂田美津子展が開かれた。
 古茂田は浮世絵に近い世界を再現している。今回は諺シリーズのようだ。

・のれんに腕押し(右)と、いずれ菖蒲か杜若(左)

・我が物と思えば軽し笠の雪

・縁の下の力持ち

・見ざる言わざる聞かざる

・力持ち

・臭い物には蓋をする

・割れ鍋にとじ蓋/知らぬが仏/七転び八起/親の七光り/穴があったら入りたい/終り良ければ全て良し


 今回会えなかったが、古茂田は絵もおもしろいし、本人もとても魅力的だ。私より2歳年上だなんて嘘みたいに若々しく話は興味深い。ぜひ古茂田本人にも会われることをお勧めする。
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古茂田杏子・佐藤草太 二人展
2017年6月13日(火)−6月21日(水)
11:00−19:00(日曜日・最終日は17:00まで)
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ギャラリーアビアント
東京都墨田区吾妻橋1-23-30-101
電話03-3621-0278
http://abientot.main.jp/
30階建てUR住宅棟1階
浅草駅より徒歩4分
吾妻橋を渡って50m先の左手