東京新宿のfree art space ポルトリブレで10周年記念特別企画「４人展」が開かれている（５月25日まで）。４人の作家は、及川伸一、金澤英亮、森本秀樹、山崎康譽で、共通するのは以前ギャラリー汲美に出品していた作家たちということだ。
金澤英亮
山崎康譽
以前何回かこのブログでも取り上げてきたが、最近の仕事はどんどん良くなっている。退職して仕事の重圧から解放されたせいだろうか。
森本秀樹
不思議な作品を出品している。森本に訊くと、作品を作る前にいつも小さなエスキースを作ってきた。それらを30点ずつコラージュのようにまとめたものだという。もちろんコラージュではなく、このために描いている。今回２点出品したが、完成すれば全部で５点になるという。カタログレゾネに準ずるようなおもしろい作品だ。森本の仕事が通覧できる。
及川伸一
中くらいの大きさの作品が４点並んでいる。下段の右端の作品がいつもの及川らしくない。ちょっと暴れていて予定調和を破っているみたいで興味深い。
これも及川の作品。小品が画廊の廊下の壁に並べられているが、その１点。赤と緑の作品は及川では見たことがなかった。もしかしたら、新しい展開に繋がるのだろうか。ほかに小品で黒い背景にジャングルジムのような形が線描されているものがあった。及川らしい完成度の高い作品だと思った。
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ポルトリブレ10周年記念特別企画「４人展」
〔及川伸一・金澤英亮・森本秀樹・山崎康譽〕
2015年５月15日（金）〜５月25日（月）（20日・水は休廊）
12：00〜20：00（最終日17：00まで）
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free art space ポルトリブレ
東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル３F
電話03-3341-2992
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/portolibre/
地下鉄新宿３丁目駅Ｃ-８番出口より徒歩30秒
JR新宿駅から徒歩15分くらい
