コバヤシ画廊の保科豊巳展を見る

 東京銀座のコバヤシ画廊で保科豊巳展が開かれている(2月9日まで)。これは「80年代の美術」というシリーズの6回目だ。保科は1953年長野県生まれ、1979年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業し、1984年に同大学大学院博士後期課程美術専攻を満期退学している。2020年まで東京藝術大学で長く教授を務め最後は副学長だった、

 「ポストもの派世代に属し、木、紙、墨という素材を用いたインスタレーションや絵画制作を展開している。日本をはじめスイス、台湾、ドイツ、アメリカ、中国、などで作品発表を続けている」とWikipediaにある。


 画廊の床一杯に大きなパネルが設置されている。その上に自然石が置かれている。周囲の壁面には過去のインスタレーションの写真が展示されている。私にはこの作品がよく分からないが、体系的に見ていれば理解できるのだろう。元毎日新聞の記者で、最近『同時代美術の見方』(藝華書房)を出版した三田晴夫さんは何て書いているのだろう。三田さんの展評を読んでみたいが、本書は888ページもあって8,800円もするのだ。

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保科豊巳展

2023年1月30日(月)-2月9日(木)

11:30-19:00(最終日は17:00まで)日曜休廊

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東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1

電話03-3561-0515

http://www.gallerykobayashi.jp/