東京日本橋小舟町のガルリH(アッシュ)で小林絵里佳展が開かれている(11月7日まで)。小林は1994年東京都生まれ、2017年に武蔵野美術大学造形学部彫刻科を卒業し、2019年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了している。ガルリHでは昨年に続いて2回目の個展となる。
小林は塩ビ(塩化ビニール)パイプで作品を作っている。塩ビパイプを切断し一部の内側に赤く塗装している。それらを接着して微かに波打つような2次元的立体作品を作っている。
塩ビパイプの作品といえば、20年以上前頃ギャラリー21+葉で発表していた三品幸彦を思い出す。太い塩ビパイプを画廊いっぱいに張り巡らすようなインスタレーションを行っていた。塩ビパイプを使っている以外ほとんど共通点はない。
手近な塩ビパイプを使ってこのような魅力的な作品ができるのだ! と大変興味深かった。
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小林絵里佳展「The looming」
2020年10月25日(日)-11月7日(土)
12:00-19:00(最終日17:00まで)
休廊日=10/26、11/2(月曜日)
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ガルリアッシュ galerie H
電話03-3527-2545
※東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅A1・B6出口から徒歩5分