ギャラリーKTOの鵜飼美紀展を見る

 東京神宮前のギャラリーKTOで鵜飼美紀展が開かれている(6月14日まで)。鵜飼は1968年 東京生まれ。1994年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。主にラテックス(液体ゴム)を用いたインスタレーションを制作している。私は4年前に遊工房での個展を見たが、以前は銀座の画廊などで繰り返し個展をしていた。

 今回も大きなラテックスの作品を展示している。小さな画廊の展示室一杯にラテックスを貼った木枠が設置されている。その狭い隙間をくぐって反対側へ抜けると、入り口近くに座っているスタッフの姿がわずかに透けて見える。このラテックスで、画廊空間が二分され、その空間は全く違った表情を見せている。



 鵜飼はいつもラテックスを使って空間を変容して見せる。日常が容易に裏返されて別の世界を垣間見せる。とても興味深いインスタレーションだった。

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鵜飼美紀展「共有する範囲について」

2022年5月28日(土)―6月14日(火)

13:00-18:00(水・木・金曜休廊)

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ギャラリーKTO(クトー)

東京都渋谷区神宮前4-25-7 コーポK103

電話03-6881-9936

https://www.gallery-kto.com/