横浜逍遙亭さんが福岡へ行かれた時の体験から、東京と地方というテーマを取り上げている。http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20070326
それで思い出したことがある。中学1年生のときに小学校からの同級生だった大平義道君が東京へ引っ越していった。しばらくしてクラス宛てに彼から手紙が届いた。もう45年もまえのことでほとんど覚えていないが、ひとつだけ、「今までは僕の名字を〈おおだいら〉と読んでいましたが、東京ではそんな読み方をする人は誰もいません。だから今度から〈おおひら〉と読むことにしました」とあった。その時何か裏切られたように感じたことを今も忘れない。
姓に関しては戸籍は読み方について何ら規定していない。戸籍にルビを振っていない限り姓の漢字の読み方は自由だ。何と読んでもかまわない。「大平」と書いて〈おおひら〉と読もうが〈そうり〉と読もうが自由なのだ。ただパスポートを取得した段階で読み方が決定してしまうのではないかと思う。パスポートにはローマ字で読み方が記載される。