東京六本木のオオタファインアーツで草間彌生展が開かれている(7月31日まで)。いつもの矩形の絵画作品に、今回は金属の立体が床に展示されている。その表面は磨かれて壁に展示している絵画作品が写り込んでいる。それは「雲」と題されていて、ステンレス製だという。
大西若人が朝日新聞に紹介している(7月13日付け夕刊)。
六本木のオオタファインアーツで開かれている個展「私のかいたことばに あなたのナミダをながしてほしい」には、2009年から継続して描いている「わが永遠の魂」の連作から、18年以降の近作・新作31点が並んでいる。(中略)
手前の床には、多くの雲の群れを思わせる鏡面仕上げの立体作品「雲」が置かれ、そこに絵画群が映り込む。そのゆがんだ姿は、まさにシュールレアリスム的で、草間の作品世界の魅力を倍加させている。
大西は高く評価しているようだが、残念ながら審美眼に劣る私には豚に真珠だった。済みません。
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草間彌生展「私のかいたことばに あなたのナミダをながしてほしい」
2021年6月22日(火)―7月31日(土)
12:00-18:00、日・月・祝 休廊
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オオタファインアーツ
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
https://www.otafinearts.com/ja/exhibitions/