稲作の起源

大日本農会主催の講演会「水田稲作の起源」を聴講した。
講演者は昨年末に講談社から「稲作の起源」を上梓した池橋宏さん。

講演の骨子は、稲作の起源は根菜農耕から生まれ、多年生の野生稲の株分けから現在の田植えをする稲作が始まったというもの。


これは定説だった中尾佐助さんらの、稲作は照葉樹林文化の焼畑農耕から生まれた、一年生稲が焼畑の雑穀から選抜され、それが棚田の水が溜まった畑=水田から平野の水田に下りてきたというのを真っ向から否定した主張だ。


コペルニクス的転回だ。