2006-04-21 昭和史 歴史 半藤一利「昭和史」(平凡社)を読む。 大変面白かった。小説家の歴史書はいつも面白い。 天皇側近や重臣、軍の上層部の暗躍で歴史が作られていく。 かつて加藤周一が司馬遼太郎を、英雄が歴史を作っていくとする英雄史観だと批判した。 小説家の歴史書は面白い。それは表層の面白さなのだ。本当の歴史ではない。 半藤一利の歴史観はその司馬遼太郎よりも劣るのは否めない。