昭和史

半藤一利「昭和史」(平凡社)を読む。
大変面白かった。小説家の歴史書はいつも面白い。
天皇側近や重臣、軍の上層部の暗躍で歴史が作られていく。


かつて加藤周一司馬遼太郎を、英雄が歴史を作っていくとする英雄史観だと批判した。
小説家の歴史書は面白い。それは表層の面白さなのだ。本当の歴史ではない。


半藤一利歴史観はその司馬遼太郎よりも劣るのは否めない。