東京銀座1丁目のギャラリー現で開かれている田中千智展を見る(1月21日まで)。田中は1980年兵庫県生まれ。2005年に多摩美術大学油画科を卒業している。個展は福岡で3回行ったあと、東京ではギャラリー現で今回が4回目となる。
田中の作品は海外のアートフェアにも何回も出品されており、「北欧映画の1週間・トーキョー ノーザンライツ フェスティバル2012」というユーロスペース&アップリンクで上映される映画特集のパンフレットにも採用された。さらに講談社から出版された桜庭一樹の新刊『傷痕』の表紙にも使われている。
小林画廊のショーウインドウ
アクリル絵具で背景を黒く塗り、油彩で人を描いているのが彼女のスタイルだったが、最近は大きな画面に街や港を描くようになった。個人的には人を描いた小品が好きなのだが。
銀座7丁目にある小林画廊でも現在常設で田中の作品を数点展示していて、ショーウインドウには100号の作品が飾られている。田中はいま注目されつつある画家と言えるようだ。
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田中千智展
2012年1月10日(火)−1月21日(土)
11:30−19:00(最終日は17:30まで)
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ギャラリー現
東京都中央区銀座1-10-19 銀座一ビル 3F
電話03-3561-6869
http://www.jpartmuseum.com/g_gen/
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/01/12
- メディア: 単行本
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