雑誌「ぴあ」終刊



 7月21日に雑誌「ぴあ」の最終号が発売された。1972年7月に「月刊ぴあ」8月号が創刊されてから39年の歴史だった。この最終号には付録として創刊号の復刻版が付いている。創刊号は表紙ともたったの28ページだった。定価100円。最終号は300ページ近くて税込み680円だ。最初月刊で始まって隔週刊になり週刊になったが、最後はまた隔週刊に戻っていた。
 初めて買ったのが創刊後半年ころだった。蒲田の駅ビルの本屋栄松堂で買ったのを憶えている。感激したのだろう。それから30数年間買い続けた。1983年の東京セントラル美術館での野見山暁治展を見ることができたのは「ぴあ」を購読していたおかげだ。当時の「ぴあ」は索引が充実していた。
 「はみだしYouとPia」にも投稿していた。それは短文で表現することの良い訓練になった。仕事でコピーを書いていたから、とくに若者の会話を書くのに役だったと思う。400回ほど投稿して160点ほど掲載された。
 最近は定期購読こそしていなかったが、映画の情報などは「ぴあ」が頼りだった。終刊はとても残念だ。長い間お世話になりました。


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