ギャラリー椿の富田有紀子展が艶めいている


 東京京橋のギャラリー椿で富田有紀子展が開かれている(3月10日まで)。富田は1958年東京生まれ。1980年女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻を卒業している。
 富田の作品は正方形の大きくはないキャンバスに描かれたものが多かったが、今回の個展では正方形ではない大きな作品も多く出品されている。富田はいつも花や果物をテーマにしているが、今回は柘榴やスグリミニトマトなどを描いている。柘榴の果実の透明感が油彩でみごとに表現されている。これら赤い果実の華やかな色彩に包まれてギャラリー全体が艶めいている。
 どうしたらこのような透明感が出せるのか聞くと、絵の具を何度も塗り重ねるのだと言う。




 富田のホームページでは過去の作品も見ることができる。その「絵画作品」をクリックすると膨大な作品が用意されている。
http://www.tomitayukiko.com/index.html
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富田有紀子展
2012年2月25日(土)−3月10日(土)
11:00−18:30(日曜休廊)
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ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第一下村ビル1階
電話03-3281-7808
http://www.gallery-tsubaki.jp