「ギャラリー椿オークション2013」が始まる

 今年も8月17日から京橋のギャラリー椿で恒例のオークションが始まる。
 オークションは8月17日(土)、18日(日)、19日(月)、20日(火)の4日間。誰でも自由に入札できる。出品点数が500点以上も予定されている。ギャラリー椿は銀座・京橋地区でも特に大きなギャラリーだが壁面はぎっしりと作品で埋められるだろう。全部見るのが大変だとも言えるし、それが楽しいとも言える。気に入った作品も必ずあるだろう。
 出品リストを見ると、作家名、作品名(種類)、最低落札価格、素材・技法、サイズ・エディション、体裁、備考の欄がある。最低落札価格は文字どおり最低の入札価格だ。
 全体に低価格の傾向だが、それでも一番高い作品の最低落札価格がリ・ウーファンの600万円、ついで奈良美智と向井潤吉の300万円。ヘルムート・ニュートンが80万円に松田正平が60万円、脇田和の油彩が20万円となっている。駒井哲郎の銅版画が2万円からあるし、野見山暁治が2点出ていて油彩が42万円から、水彩が19面円からとなっている。有元利夫の版画は6万円からだが、これはエディションが155のものだから市場では150万円の価格で販売されている。岡鹿之助の書簡が成行となっている。成行は5千円からとなっているから競争相手がいなければこの値段で落札できる。ただし最低落札価格が1万円以下のものは無保証としますとある。つまり真贋は入札者の判断に任される。
 入札方式は1人2枚札によるもの。これは希望価格の上値、下値の2つを記入する方式で、他に入札者がいなければ下値で落札されるが、競合した場合は上値で落札するというもの。もちろん相手の入札した金額がそれより上なら相手のものになる。入札の最小単位は100円とのこと。
 なお、落札した場合は、落札価格に別途ギャラリーの手数料が10%、この手数料に対して消費税が5%加算される。10,000円で落札すれば、手数料1,000円と消費税50円がかかり、合計11,050円が支払い金額になる。
 オークションは11:00ー18:30、入札締め切りが8月20日(火)16:30、開札が同日17:00からとなっている。
 入札しなくて見るだけでも大丈夫。作品は500点も並んでいて面白いのでぜひ行かれることをお薦めする。出品リストはギャラリー椿のホームページでみることができる。
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ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第一下村ビル1F
電話03-3281-7808
http://www.gallery-tsubaki.jp