絵画バブルが始まったようだ。オークションで非常識とも言える高値が付いている。石田徹也の生前せいぜい30〜40万円で取引されていた作品が、香港のオークションで1,200万円の値が付いたと聞いていたのに、ギャラリー椿の椿原さんの日記では6,000万円だという。オランダのチューリップバブルを思い出す。
椿原さんのギャラリー日記より
最近の公開オークションでも、若くして亡くなった石田徹也が6000万円、一昨年のVOCA賞作家日野之彦の作品が2000万円ととどまるところをしらない。
そういえば、村上隆の弟子でミスターという名のイラストを描いていた子の絵が500万円だという。絵画市場が活況を帯びるのは歓迎だが、これらはどうみても異常なあだ花だ。崩壊するのは眼に見えている。