東京銀座のギャラリー58で「自画像:Reflections」が開かれている(12月27日まで)。ギャラリーのホームページより、
本展では、1960年に結成した伝説の前衛芸術グループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」で従来の芸術概念に反旗を翻した赤瀬川原平、篠原有司男、田中信太郎、吉野辰海、「ハイレッド・センター」で先鋭的な活動を繰り広げた赤瀬川、中西夏之、ブリキ彫刻や都知事選パフォーマンスで知られる秋山祐徳太子、独学で写真を始め、時間の痕跡や記憶を表現し続ける石内都、「絵画者」を名乗る中村宏の、1950年代から2024年の最新作まで、22点の自画像を紹介します。ネット上にセルフィ―が溢れ、AIが驚異的な勢いで進化するいま、「自画像」について再考します。
赤瀬川原平の若いころの自画像から晩年の自身の頭部レントゲン写真のドローイング、秋山祐徳太子は東京都知事立候補ポスターと晩年のペンによるドローイング、石内都は自身の影やカーブミラーに写る姿、篠原有司男はボクシング・ペインティング、田中信太郎に登場する卵形はブランクーシへのオマージュだという。中西夏之の自写像は洗濯バサミを付け、さらにパンチで穴を開けて中西のトレードマークともいうべきドットを表している。中村宏はいつもの黄色と黒のストライプ、吉野辰海は頭部自刻像に犬や猿の面を伴っている。
会場では60ページもある展覧会図録を販売している。
・
「自画像:Reflections」
2024年11月27日(水)-12月27日(金)
12:00-19:00(土曜日・最終日は17:00まで)日曜休廊
・
ギャラリー58
東京都中央区銀座4-4-12 琉映ビル4F
電話03-3561-9177