東京京橋のギャラリー川船で大森愛展「空と地上と」が開かれている(9月16日まで)。大森は1980年群馬県生まれ、2004年女子美術大学芸術学部油画専攻を卒業している。2006年に藍画廊で初個展、ギャラリー川船では2012年以来今回が4回目になる。
今回はスチール缶、グラス、ボールペンのドローイングの作品を出品している。スチール缶の作品が面白かった。スチール缶は出来合いの菓子缶などの表面を磨いている。無機質でありながら微妙な表情がある。その質感、マチエール、ぶっきらぼうな造形が魅力的だ。
グラスは油彩で着色し数個を積み重ねている。サイズ可変とあるので、固定はされていないようだ。
ドローイングはトレーシングペーパーにボールペンで描いている。
・
大森愛展「空と地上と」
2023年9月4日(月)―9月16日(土)
11:00-18:00、日曜休廊
・
ギャラリー川船
東京都中央区京橋3-3-4 フジビルB1F
電話03-3245-8600