ギャラリー・オカベの番留京子版画展「be born again」を見る

 東京銀座のギャラリー・オカベで番留京子版画展「be born again」が開かれている(1月18日まで)。番留は富山県生まれ。1985年、創形美術学校を卒業している。1986年、ギャラリー青山で初個展。以来多くのギャラリーで個展を開いてきたが、最近はギャラリー・オカベで定期的に開催している。また国内外の版画展に参加し何度も受賞している。長く千葉県に住んでいたが、1992年より和歌山県熊野在住。個展をもう50回以上開いている。

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 番留は木版画を作っている。きわめて大きい木版画で、富士が噴火しているダイナミックな作品だ。こせこせしたところが微塵もない大胆な構成だ。こんな大胆な作品を作っている作家はほかに見当たらない。作品の社会性とか制作技術とか一顧だにしていない。
 私はもう30年近く番留を見ているが、そろそろ美術館などの大きな会場で回顧展を見てみたい。
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番留京子版画展「be born again」
2020年1月7日(火)―1月18日(土)
11:00―18:30(最終日17:00まで)日曜休廊
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ギャラリー・オカベ
東京都中央区銀座4-4-5
電話03-3561-1740
http://www.galleryokabe.co.jp