カラスに襲われたとき

 上野公園を通ったら作業服を着た人たちがカラスの巣を除去していた。巣がかけられている木に梯子をかけ、枝に登って長い棒の先に針金を付けたもので巣を払い落としていた。木の回りで何羽ものカラスが鳴き騒いでいる。
 以前、知らないで線路脇のネズミモチの林にカイガラムシを探して立ち入ったとき、カラスに襲われたことを思い出した。不意に頭を蹴られたのだ。2回も! 手にしていたカメラを振り回して逃げたが、50メートルは追いかけられた。どうやら林の中にカラスの巣があったようなのだ。
 作業員に、皆さんはなぜ襲われないのかと尋ねてみた。襲われそうになったとき棒などを振り回せばいいのです。カラスは賢いので相手を見ます。相手が強いと思うと襲ってこないのです。だから女性や子供が襲われます。
 そうか、ちゃんと闘えばよかったのか。