東京銀座の東京画廊+BTAPで崔明永展が開かれている(9月28日まで)。崔明永は1941年韓国生まれ、1964年に弘益大学校美術大学絵画科を卒業している。ギャラリーのホームページから、
1970年代以降、崔は絵画の本質的な平面性に着目し、平面の可能性を探求する抽象絵画を制作し始めます。それ以来、崔は「Conditional Planes平面条件」というタイトルで今日まで制作を続けています。物質性と精神性の関係に注目する韓国の単色画と基盤を共有しつつも、崔明永という作家の特徴は、キャンバスの平面を強調し、原色で描かれた幾何学的な線と形を用いる点にあります。初期の崔の作品は指紋や紙やすりを用いてキャンバスに痕跡を残す作業から始まります。その後、ローラーを利用したり、絵の具を重ねて塗ることによって、分厚い画面の作品が創作されることになります。1980年以後は、垂直線と水平線を繰り返し描き、キャンバスの表面を埋めて行く作品を2000年頃まで制作します。
本展では、80年代以降の作品を新作4点を含め約10点を展示いたします。
韓国の現代美術はミニマルアートの影響が強いという印象を持っている。崔明永もその印象から大きくは外れていないだろう。なぜ韓国の現代美術にミニマルアートの影響が強いのだろう。逆に韓国から見たら日本の現代美術はどんな風に見えるのだろう? やはりアニメ系だと言われるのだろうか。
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崔明永展
2024年8月24日(土)-9月28日(土)
12:00―18:00(日・月・祝 休廊)
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東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階
電話0 3-3571-1808
https://www.tokyo-gallery.com/