ガルリSOLの「余熱と余韻」を見る

 東京銀座のガルリSOLで「余熱と余韻」が開かれている(9月9日まで)。筑波大学大学院出身の彫刻家2人展で、矢野晋次と羽室陽森が出品している。

 矢野晋次は1994年福岡県生まれ、2017年東京造形大学彫刻専攻を卒業し、2020年筑波大学大学院博士前期課程彫塑領域を修了している。2016年に神奈川県美術展入選。

 矢野は陶で人物を作っている。頭部の造形が見事で、また半身像の洋服のひび割れも魅力的だ。



 羽室陽森は1994年千葉県生まれ、2017年筑波大学芸術専門学群彫塑専攻を卒業し、2020年筑波大学大学院博士前期課程彫塑領域を修了している。現在、同大学院博士後期課程在籍中。2018年にフィレンツェで初個展。

 羽室は石とブロンズで彫刻を作っている。その組み合わせが面白い。ブロンズの顔にビスが打ち込まれている。それは何を意味するのだろうか。


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「余熱と余韻」

2023年9月4日(月)―9月9日(土)

11:00-19:00(最終日は17:00まで)

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ガルリSOL

東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル6F

電話03-6228-6050

https://galerie-sol.com/