かわかみ画廊の沓澤貴子展を見る

 東京北青山のかわかみ画廊で沓澤貴子×里佳孝展が開かれている(9月24日まで)。沓澤はタブロー、里は木彫を展示している。ここでは沓澤を紹介する。沓澤は静岡県生まれ、1996年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業し、1998年に同大学大学院油絵コースを修了している。昨年は上野の櫻木画廊で個展をしていた。

 沓澤の言葉、

 

タブローの描き始め、完成する瞬間に向かって中ぶらりんに放り出される真空の時間。昔は未知への恐れや不安でいっぱいだったけれど、最近はその不安定さに一筋の光を見いだすようになりました。

そうであったであろう、そのままの画面に近づけるよう、できる限りの注意を払っていきたいです。

今夏のアトリエでの営みを"緑色"にゆだねました。

 

(額のガラスが反射してしまった)



 今回のかわかみ画廊は小さな画廊なので、小品を展示しているが、小品もなかなか良かった。ここ何年か緑色の作品がとても良い。今回は白い作品に挑戦しているようだ。

 かわかみ画廊は青山通の外苑前駅表参道駅のやや外苑前寄り、マクドナルドの隣りの自転車屋(Cycle Olympic)の間の通路を直進した奥左手にある。

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沓澤貴子×里佳孝展

2022年9月10日(土)-9月24日(土)

13:00-19:00(最終日18:00まで)月曜休廊

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かわかみ画廊

東京都港区北青山3-3-7 第一青山ビル1F

電話03-6447-2328

http://galeriekawakami.com

東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口より徒歩3分

東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅A3出口より徒歩5分