東京銀座のガルリSOLで上原佳代彫刻展が開かれている(5月28日まで)。上原は1965年生まれ、千葉大学法経学部を卒業し、その後美術研究所民美で学び、さらに武蔵野美術大学短期大学通信教育学部を卒業している。1995年から日本アンデパンダン展に出品し、このガルリSOLでの個展は2019年に続いて2回目となる。
上原は流木を拾い集め、それを接着して成形している。どこかニケの翼を思わせる造形が面白い。古い柱の上に置かれたのは卵の殻を砕いて球形に固めたものとのこと。だからずっしりと重い。
流木を使った作家は少なくないけれど、このように洗練された造形は意外に多くはないと思う。
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上原佳代彫刻展
2022年5月16日(月)―5月28日(土)
11:00-19:00(最終日17:00まで)日曜休廊
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ガルリSOL
東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル&F
電話03-6228-6050