ガルリSOLの菅田比歩海展「GAZE」を見る

 東京銀座のガルリSOLで菅田比歩海展「GAZE」が開かれている(7月14日まで)。菅田は1992年富山県生まれ、2015年に女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻を卒業している。2017年に同大学大学院博士課程立体芸術研究領域を修了した。
 2015年横浜の黄金町1の1スタジオで初個展、2017年にガルリSOLで個展をしている。作家がいなかったので詳しい話が聞けなかったが、鉄を溶接しながら立体作品を組み上げているようだ。鉄の棒ではなく、小さな鉄の塊が繋がって棒状になり、それを組み上げて作品にしているようだ。







 タイトルのgazeは視線。細い鉄線の間を視線が突き抜けるというような意味だろうか。
 とくに円柱状の作品は鉄でありながら軽やかな印象を与えている。気持ちの良い作品だ。女子美術大学の立体を学んだ学生たちからは優れた作家たちが輩出している印象がある。すばらしい伯楽がいるのだろう。
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菅田比歩海展「GAZE」
2018年7月9日(月)―7月14日(土)
11:00−19:00(最終日のみ17:00まで)
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ガルリSOL
東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル6F
電話03-6228-6050
http://www005.upp.so-net.ne.jp/SOL/