東京日本橋小舟町のガルリHで栗原優子展が開かれている(6月11日まで)。栗原は1983年東京生まれ、2008年に女子美術大学大学院修士課程美術専攻立体美術領域を修了している。2007年にガレリア・グラフィカbisで初個展、2009年にギャラリー山口、2013年、2015年、2019年と2021年にトキ・アートスペースで、2019年にギャラリーDODOで個展を開いている。
栗原は石を彫刻して抽象的な作品を作っている。画廊左奥の大きな作品は百数十キロはあるだろうとのこと。いままでトキ・アートスペースで何度も見てきたが、こんなに大きな作品はなかったように思う。
栗原の作品は複雑な形をしている。以前話を聞いたときに、複雑な曲面を持った作品を、石を彫りながら造形しているという。あらかじめスケッチやマケットを作っているのではないようだ。それだけに、事前に構想したのではない形が生まれているのだろう。
奥の事務室に小品が2点置かれていた。それもとても良かった。
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栗原優子展「肯へてみえるものを」
2022年5月29日(日)―6月11日(土)
12:00-19:00(最終日17:00まで)月曜休廊
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ガルリH(アッシュ)
電話03-3527-2545
※東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅A1・B6出口から徒歩5分