東京日本橋小舟町のガルリH(アッシュ)で飯島祐奈展「石があった場所」が開かれている(5月21日まで)。飯島は1995年東京都生まれ、2018年女子美術大学芸術学部美術学科立体アート専攻卒業、2021年同大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻立体芸術研究領域を修了している。2020年、「第3回いりやKOUBO」大賞を受賞し、2021年いりや画廊で初個展の「第3回いりやKOUBO大賞受賞者作品展」を開き、同年ギャルリー東京ユマニテbisで個展をしている。今回が3回目の個展となる。
飯島は石の中心を削り〇や□の穴を開ける。その穴から向こうが見える空間を「石があった場所」と呼ぶ。今回の個展のタイトルの所以だ。
床に置かれた大きな円形の作品と立てられている四角な作品が御影石で、その他は大理石でできている。特に大理石を円形に造形した作品は本当に石かと面白かった。
大学院を修了して2年間で3回の個展を開催するという恵まれた出発をしている。それだけ人気があるのだろう。
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飯島祐奈展「石があった場所」
2022年5月8日(日)―5月21日(日)
12:00-19:00(最終日17:00まで)月曜休廊
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ガルリアッシュ galerie H
電話03-3527-2545
※東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅A1・B6出口から徒歩5分