豊島区立目白庭園へ行った

 池袋と目白の間にあるギャラリーを訪ねていったとき、白壁の長屋門があった。よく見ると「豊島区立目白庭園」とあって、入場無料とある。早速入ってみた。門の内側に受付があり、案内パンフが置かれている。それによると、開設が平成2年と新しい。敷地面積は2,842平方メートル、860坪と庭園としては小振りだ。表門から入ると、右の方へ道が続いている。すぐに池があり、その池を巡って道が伸びている。六角浮き身堂がある。池に浮かぶ形になっていて、ベンチで休むこともできる。先に進むと回遊式の庭園になっていて、山道になり小さな渓谷には滝があり、坂を上り下りして芝生広場に出る。小さな竹藪が作られていて、建物の裏手に出る。その横から見下ろせば川には鯉が泳いでいる。
 建物を回り込んで長屋門の前に戻って振り返れば、その建物は赤鳥庵と額が掛かっている。これは童話作家鈴木三重吉がこの地で創刊した文芸雑誌『赤い鳥』に因んでいるという。赤鳥庵の利用は有料で、句会など趣味の集まりに利用されているらしい。
 小さな庭園で、さっさと歩けば10分もしないうちに一回りしてしまうかもしれない。でも目白や池袋のすぐ近くにこんな庭園があるなんて、知っている人は少ないんじゃないだろうか。










豊島区立目白庭園
東京都豊島区目白3-20-18
電話03-5996-4810
http://www.seibu-la.co.jp/mejiro-garden/
9:00−17:00(毎月第2・4月曜休園)
JR山手線目白駅から徒歩5分、池袋駅から徒歩15分