知人と絵がうまいタレントの話になった。知人がこれらのタレントの絵についてどう思うかと聞いてきた。
八代亜紀、五月みどり、工藤静香、片岡鶴太郎、石坂浩二、城戸真亜子、ジミー大西、米倉斉加年などなどについて。
彼らのうちで絵を実際に見たことがないのは、五月と工藤くらいだが、それでも一応写真では見ている。なかにはジミー大西のようにデパートなどで個展をしている者もいる。だからと言って実力が評価されたというよりは、客寄せ効果を期待されたのが大きいだろう。事実2008年の銀座三越でのジミー大西展は多くの人が詰めかけて盛況だった。
城戸真亜子は表参道の現代美術の画廊スカイドアギャラリーで個展をしていたのを見たことがあった。米倉斉加年は新宿のアドホックで見た。八代亜紀については、松本市立美術館ができた時、オープニングは八代亜紀展で始めようと市長が言ったそうで、驚いたことがあった。実際のオープニングは順当な松本出身の草間弥生展だったが。
タレントの画家についてどう思うか。「お素人さんとしてはなかなか」と言いたい。この台詞は京大の中国文学者吉川幸次郎が、東大の政治学者丸山真男の『日本政治思想史研究』(東京大学出版会)に対して言った言葉なのだ。
・丸山真男と吉川幸次郎、その他(2006年9月15日)
- 作者: 丸山眞男
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
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