美術評論家篠田達美の闘病記

 美術評論家篠田達美に関するホームページ「みみこえ」を見つけた。ここに篠田自身が書いたと思われる闘病記「震える風景」が掲載されている。1996年に突然脳幹出血で倒れ、病院の集中治療室で2カ月間意識がなかったこと、医者は回復しないだろうと言った。初めは左手の小指のみ動いたこと、ついで右目の開閉のみでイエス・ノオを伝えたこと、徐々に回復してきたこと、しかし半身麻痺が残り車椅子の生活で、声が出ないことなどが綴られている。「©2011 Shinoda Tatumi」と記されているので、今年になってから発表され始めたのだろう。HPのトップにも2011年6月号とある。
 篠田さんが回復しつつある! この闘病記が書けるまでに。とても嬉しいニュースだ。


・みみこえ http://www4.ocn.ne.jp/~mimikoe/index.htm
・震える風景 http://www4.ocn.ne.jp/~mimikoe/SHINODA.HTM