いりや画廊の小笠原森展を見る

 東京入谷のいりや画廊で小笠原森展「ひきだしのそとがわ」が開かれている(5月18日まで)。小笠原森は1978年東京都生まれ、2003年に多摩美術大学工芸学科陶プログラムを卒業し、2005年に同大学大学院美術研究科工芸を修了、2009年まで同大学陶研究室助手。

 2004年にトキ・アートスペースで初個展、以後同ギャラリーやLIXILギャラリー、ギャルリー東京ユマニテ、いりや画廊などで個展を繰り返している。

「ひきだしのそとがわ」


 画廊の中央に大きな作品が設置されている。陶で作られた作品で40点のピースから成り立っている。高さは2メートルを超えている。これが「ひきだしのそとがわ」と題されていて個展のタイトルにもなっている。でもどういう意味だろう。造形的には見事なものだ。


 ほかには小品やマケット、ドローイングが展示されている。

 なお、いりや画廊は建物の取り壊しのため6月に近くの一軒家に移転するという。

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小笠原森展「ひきだしのそとがわ」

2024年5月6日(月)―5月18日(土)

11:30-19:30(土曜・祝日17:30まで、最終日16:00まで)日曜休廊

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いりや画廊

東京都台東区北上野2-30-2

電話03-6802-8122

http://www.galleryiriya.com

東京メトロ日比谷線入谷駅出口1より徒歩1分

JR上野駅入谷口より徒歩10分、鶯谷駅南口より徒歩8分