東京銀座のギャラリー巷房で佐藤卓展「TIME」が開かれている(5月11日まで)。佐藤卓は1955年東京生まれ、1979年に東京藝術大学デザイン科を卒業し、1981年同大学大学院を修了している。ここ巷房ではもう5、6回個展を開いている。
DM葉書の作者の言葉から、
オリジナルの砂時計を作りました。使用している黒く輝く砂は、産業廃棄物を高熱で処理した後に残るスラグと呼ばれる物質を粉砕したものです。砂時計で流れているのはスラグであって、実は時間ではない。とすると時間とはいったい何か。流れるスラグをご覧いただきながら、時間というものに想いを馳せていただければ幸いです。
地下のスペース巷房2には大きな砂時計が置かれている。直径が1メートルくらいあるだろうか。この砂時計の時間は1時間半くらいとのこと。これが見事な造形で面白かった。
3階のスペース巷房にはこれまた大きな砂時計が30個も設置されている。こちらの砂時計の時間はほぼ30分とのこと。
また地下のスペース階段下には片方が二又になった砂時計が置かれていた。
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佐藤卓展「TIME」
2024年4月29日(月)―5月11日(土)
12:00-19:00(最終日17:00まで)会期中無休
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巷房(3階と地下)
電話03-3567-8727