東京銀座のギンザシックスにある蔦屋書店ギンザ アトリウムで上野裕二個展「Clash of Two Spirits ―天地の鬩ぎ―」が開かれている(2月25日まで)。ギャラリーのホームページから、
上野裕二郎は東洋思想の「気」の思想をベースに龍や虎、鳥などの生き物をモチーフに、絵画制作を続ける新進気鋭の作家です。
1996年に京都に生まれ育ち、2015年に沖縄県立芸術大学へ進学。京都と沖縄という異なる文化に身を置くことで、進学前から興味のあった西洋美術、京都で見てきた屏風画、アジアの美術など様々な要素を作品に取り入れてきました。
想像上か実際の生き物かは問わず、厳しい環境の中で生きる生物たちのエネルギーを筆のストロークで表現し、具象と抽象を繋げながら制作をしています。
宇宙の万物を「陰」と「陽」の相反する二つの要素でとらえる陰陽五行説の思想に基づき「Clash of Two Spirits ―天地の鬩ぎ―」と題された本展では、陰と陽をモチーフとした対を成すマルチプル作品など新作を発表します。
私はこのタイトルの「Clash of Two Spirits ―天地の鬩ぎ―」が読めなかった。「鬩ぎ」とい漢字をここで初めて目にした。ネットで検索すると「せめぎ」のようだった。「鬩ぐ」とは「互いに怒り争うこと」と漢和辞典にあった。
この年になってもまだ知らない漢字があったんだ、と少し感慨にふけった。
上野の作品については、荒い筆触で竜虎などを描いている。作品についても描写についても特に言うべきことはない。
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上野裕二郎 個展 「Clash of Two Spirits ―天地の鬩ぎー」
2023年2月10日(金)-2月25日(土)
11:00-20:00(最終日は18:00まで)
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銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6階
電話03-3575-7755