Cross View Arts Selectionの桑原理早を見る

 東京京橋のクロスビューアーツ でSelection展が開かれている(12月21日まで)。クロスビューアーツはギャラリーなつかの小さなスペースで、Selection展として、岡田育美、桑原理早、永野のり子、山口健児の4人を取り上げている。小さなスペースに4人展だから、個々の作品は小さく点数も少ない。

 中でも、桑原理早の小品3点が良かった。桑原は1986年、東京都出身。2011年に武蔵野美術大学造形学部日本画学科を卒業し、2013年同大学大学院造形研究科日本画コースを修了している。2013年アートスペース羅針盤で初個展、2014年と2018年にギャラリー&スペースしあんで個展を開いている。昨年はギャラリーなつかでも個展を行った。また各地のグループ展にも何度も参加している。

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 今回展示している3点は7月のクロスビューアーツの2人展に展示していたものと同じだが、やはり興味深い作品だ。その時の桑原の言葉を再引用すると、「画面上に一人の人物を複数描き重ねながら、人物像を露わにしています」とある。その言葉通りの造形がとても魅力的だ。位相をずらし重ねて一人の個性をあぶりだしている。そのことが造形的な新しい世界を作り出している。

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Cross View Arts Selection

2021年12月13日(月)―12月21日(火)

11:00-18:30(土曜日は17:00まで)

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クロスビューアーツ

東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F

電話03-6265-1889

http://gnatsuka.com/

※クロスビューアーツはギャラリーなつか併設の小スペース(入口は共通)