東京新宿の小田急デパート新宿本店10階美術画廊で第22回半田強展が開かれている(11月23日まで)。半田は1948年、山梨県笛吹市石和町生まれ。1970年に国画会展に初出品し、以来毎年出品している。1979年に小田急百貨店新宿店で個展をし、以後現在まで隔年で開催している。また1988年に銀座の瞬生画廊で個展をし、これまた現在まで隔年で開催している。
若い頃美術評論家の坂崎乙郎に見いだされ、紀伊国屋画廊で開いた個展を小田急の美術部の社員が見に来て、それ以来小田急で定期的に個展を開いているという。私も90年代から瞬生画廊の個展を見てきた。どこかデュビュッフェを感じさせるプリミティブな画風だ。
壁画のような大きな作品、八咫烏や蛙が月にいるのか。釈迦三尊のような変形キャンバスの作品、ミネルヴァの梟、中でも「風狂」と題された寒山拾得を描いた作品が面白かった。
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半田強展
2021年11月17日(水)→11月23日(火)
営業時間は小田急百貨店のホームページでお知らせ(最終日は16:30まで)
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小田急百貨店新宿本館10階=美術画廊
電話03-5325-2553(美術画廊直通)