東京西武渋谷店A館7階特設会場でヨシダ ナギ展が開かれている(5月13日まで)。ヨシダは1986年生まれ、独学で写真を学び、2009年から単身アフリカへ渡り、少数民族をテーマに写真を撮り、写真集を出版している。今回もパプア・ニューギニアのオモマサライ族、フリ族、エチオピアのスリ族、ブラジルノエナウェ・ナウェ族などの写真が並んでいる。
ヨシダははじめ自分も裸になってアフリカの少数民族に加わり彼らの着飾った写真を撮ったということで話題になった。今回も彼らのハレの姿を数多く撮っている。少数民族が民族衣装に身を包んだ姿だ。
ただ写真が並べられているだけだから、少数民族の衣装の面白さが見られるだけだ。ヨシダの『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』(扶桑社)に書かれたような紀行文の面白さはない。おそらく写真説明が不足しているのだろう。しかしそれを写真展に求めるのは酷なのだろう。
・ヨシダ ナギ『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』を読む(2016年8月17日)
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ヨシダ ナギ展「Sing-Song」
2018年4月19日(木)―5月13日(日)
10:00−21:00(日・祝は10:00−20:00、最終日17:00まで)入場料500円
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西武渋谷店A館7階特設会場
電話03−3462−0111
https://www.sogo-seibu.jp/shibuya/kakutensublist/?article_seq=264998