ギャラリーブロッケンの深沢軍治展を見る




 東京小金井市のギャラリーブロッケンで深沢軍治展が開かれている(10月9日まで)。深沢は1943年山梨県生まれ、1971年に東京芸術大学大学院美術研究科を修了している。今年の4月に銀座のうしお画廊で個展を開いていた。
 ギャラリーブロッケンはJR中央線武蔵小金井駅から北東へ徒歩10分くらい。住宅地の中にある画廊だ。外光が入るコンクリート打ちっぱなしの画廊で、深沢は今回ここに木枠から外したキャンバスを展示している。





 見たとおり簡略化したような大胆な図形が描かれている。今までの深沢の作品とは少し違っていて、だがまぎれもなく深沢の色と形で、それが新鮮で魅力的だった。深沢は今年74歳だというが、作品はとてもそうは見えないような若さを示している。マンネリとは程遠い制作力で、毎回作品が変化を見せている。特に今回の試みは成功していると思われる。
 小品も何点も並んでいたが、深沢との話に夢中になって小品を撮影するのを忘れてしまった。これらもとても魅力的だった。
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深沢軍治展
2017年10月1日(日)―10月9日(月・祝日)
12:00−19:00(最終日17:00まで)
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ギャラリーブロッケン
電話042-381-2723
http://gallerybrocken.com