東京表参道の始弘画廊で深沢軍治展が開かれている(11月6日まで)。深沢は1943年山梨県生まれ、1971年に東京芸術大学大学院美術研究科を修了している。深沢は様々な画廊で個展を開いているが、みゆき画廊やそれを受けついだうしお画廊、始弘画廊などでの発表が多い。
深沢はいつも単純な形を使って作品を造形している。一種ピクトグラムにも似た形を展開するように作品を作っている。それは少し中西夏之を思わせる。
深沢の作品にはスタンプを押したような同じ形が繰り返し描かれている例が多い。それらはすべてフリーハンドで描かれている。この同じ形を繰り返し描くというのは深沢が初めに選んだ版画の仕事からきているのだろうか。
画家の奥村欣央は深沢こそポスト野見山暁治の最右翼だと絶賛している。
・
深沢軍治展
2021年10月25日(月)―11月6日(土)
11:00-18:00(最終日17:00まで)日曜のみ休廊
・
始弘画廊
東京都港区南青山5-7-23 始弘ビルB1
電話03-3400-0875
http://sicoh.web.fc2.com/middle.html
青山通りのスパイラルの横の路地を入り、小原流会館手前の階段を下りたところ