シモバシラという植物がある



 今朝の朝日新聞天声人語」にシモバシラという植物が取り上げられていた。

……シモバシラという名の植物があることを最近知った。真冬になると茎のまわりに氷が花のように咲く。つい先日の氷点下の朝、東京都町田市の薬師池公園を訪れ、実物を初めて見た。枯れた茎を純白の氷の膜がぐるりと取り巻く。天を指す円錐や三角錐が多い。ふわりとした綿あめ型もあれば、細くとがった棒状もある。たわむれる氷の妖精たちのようだ。……(武田一夫)教授によると日本固有のシソ科植物で関東以西に自生する。氷の花の正体は、茎の表面から放射状に出る薄い氷の結晶。(後略)

 略した文中に「写真を載せられないのが惜しまれる」とあるが、上記の写真がそれだ。私は一昨年の冬に近所の小さな植物園で撮ることができた。その後、去年も今年も狙ったが、なかなかお目にかかることができない。
 このシモバシラがあまりない。墨田区の木母寺にも植えられていてこの現象が見られることがあると聞いたけれど。
 Googleの画像検索で調べると見事な写真がたくさんアップされている。ぜひ見てください。