砧公園のバラ

 今月17日に世田谷美術館桑原甲子雄写真展を見に行った時、美術館のある砧公園の一角に作られているバラ園のバラがきれいに咲いていた。普段は柵で閉ざされているバラ園をその日の午後1時から2時間ばかり開放するというので待っていて園内に入れてもらった。今年は天候の関係から何年ぶりかの見事な出来だという。それらを撮影した。






 バラは手入れが大変で、100人ほどのボランティアが交替で作業をしているという。とくに病害虫防除が必須で、毎週殺虫剤や殺菌剤を散布しなければならない。それでもよく見ると近くのバラの蕾にアブラムシが寄生していた。
 バラにはみな固有名(品種名)が付いていたが、とくにメモしてこなかった。ここだけで20種類くらいのバラが植えられている。
 春と秋に咲くがやはり春の花が見事だと話してくれた。ちなみにヨーロッパで昔から栽培されていたバラは春咲きのみだったが、中国のバラの遺伝子を導入して春と秋に咲く(いわゆる四季咲きの)現代のバラができあがった。ヨーロッパ古来からの春咲のバラをオールド・ローズといって、それ専門の愛好家も各地にいるという。