半夏生(はんげしょう)


 長年カレンダーの制作に携わってきたので、いまでも祝日は全部暗記しているし、二十四節季も身近なもののつもりでいた。そして7月2日が半夏生だった。その半夏生の半夏が植物のカラスビシャクのことで、半夏生カラスビシャクが生ずること、この場合は花が生ずることだと知って驚いた。何も知らなかったんだ。半夏生太陽暦では7月2日頃、梅雨が明け田植えの終期とされるとある。
 カラスビシャクサトイモ科、ウラシマソウマムシグサ、テンナンショウが近い仲間だ。これらの内、カラスビシャクだけが人家の周りや畑などに生えている。
 警察小説の今野敏に「半夏生」(ハルキ文庫)という長篇があるらしい。こんど読んでみようかな?