東京銀座の養清堂画廊で「ヒットパレードIII」が開かれている(3月12日まで)。参加者は小野耕石、重野克明、染谷悠子、松田修の4人。ここでは重野克明を紹介する。重野は1975年千葉市生まれ、2003年に東京藝術大学大学院修士課程美術研究版画専攻を修了している。主に77ギャラリーで個展を開いているが、高島屋美術画廊Xや養清堂画廊でも発表を繰り返している。
重野の作品は楽しい。先輩作家からアイツは私小説だと言われたこともある。私小説的な作品を作っている美術家はざらにはいない。とてもユニークな存在だ。重野は版画家だが、しばしば陶作品も発表している。いずれもユーモアたっぷりで、皮肉が効いていて優れた才能だと思う。
次は小野耕石の作品
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「ヒットパレードIII」
2022年2月28日(月)―3月12日(土)
11:00-17:00(最終日15:30まで)日曜休廊
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養清堂画廊
東京都中央区銀座5-5-15
電話03-3571-1312