東京銀座7丁目のギャラリースペースQで「10×10展」が開かれている(12月14日まで)。そめや まゆみとオバタ クミ2人の銅版画展だ。展覧会のタイトル「10×10展」とは、10cm四方の小品を主体に展示していることによる。小品ということもあって、額なしのシートのみの値段が7,000円と手頃なのだ。2人展でありながら、二人の水準が揃っている。どちらも色彩が美しい。
そめや まゆみは茨城県出身。東京服飾造形短期大学およびセツ・モードセミナーを卒業している。1999年より何度も個展を開いている。私も昨年OギャラリーUP・Sの銅版画展を見ている。昨年はスペインのカダケス国際ミニプリント展に入選した。
オバタ クミは神奈川県出身、2000年より銅版画を始め、個展は銀座や大阪、富山などで14回開いている。私もOギャラリーUP・Sで2007年と2010年に銅版画展を見ている。日本や海外の版画展に入選してきたが、そめや同様、昨年のスペインのカダケス国際ミニプリント展に入選している。
二人がスペインのカダケス国際ミニプリント展に入選したことを契機に今回の2人展が企画された。
二人とも色彩が美しく、暖かみのある洗練された作品だ。室内に飾るのに最適な小品だと思われる。
そめや まゆみ
オバタ クミ
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「10×10展」
2013年12月9日(月)−12月14日(土)
12:00〜19:00(最終日17:00まで)
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ギャラリースペースQ
東京都中央区銀座7-3-6 ウエストビル2階
電話03-3572-4550
外堀通りに面している洋菓子の店ウエストの2階
※銀座1丁目のギャラリーQと間違えぬように。