京橋3丁目地区の再開発

ギャラリー椿の「ギャラリー日記」3月18日のエントリーより
http://www.gallery-tsubaki.jp/diary/diary001.html

- - - 都市再生特別地区「京橋三丁目1地区」都市計画提案を提出/東京建物


「京橋三丁目1地区」都市計画完成イメージ


 東京建物(株)は6日、京橋開発特定目的会社片倉工業(株)、清水地所(株)、第一生命保険相互会社、京橋三丁目特定目的会社、ジェイアンドエス保険サービス(株)の6社が、東京都中央区京橋三丁目1、2番街区において共同での開発事業を行なうことに合意したと発表。東京都に対し、都市再生特別地区(京橋三丁目1地区)都市計画決定等の提案書を提出した。なお、同社は共同事業者6社からプロジェクトマネジメント業務を受託し、開発計画を進めている。

 敷地面積約8,130平方メートルの地に、地上24階地下3階建て、延床面積約11万6,000平方メートルのビルを開発するプロジェクト。用途は、事務所・店舗・交流施設・医療施設・子育て支援施設・駐車場等。

 同計画では、建物低層部分に重層的な緑化空間である「(仮称)京橋の丘」、幅広く環境改善に取り組む「(仮称)京橋環境ステーション」のほか、大規模テナントビルとして先端的なCO2削減モデルビルの整備を実施。また、東京メトロ銀座線「京橋」駅を中心とした地上および地下の歩行者ネットワーク形成を図るため、地下鉄駅施設のバリアフリー化と地域に開かれた地下広場等の整備も行なう。

 2010年秋に新築工事を着工、13年春に竣工予定。

 土曜日に銀座のギャラリー巡りをするとよく分かるのだが、同じ銀座といっても1、2丁目だけは人出が少ないのだ。3丁目、4丁目、そして晴海通りの交差点を渡って、5丁目から8丁目まで銀座の中央通りは人で溢れている。それに対して1丁目と2丁目、それに京橋は人が少ない。それが、この「京橋三丁目1地区」都市計画が完成すれば、人の流れが変わるかもしれない。
 昔、上野駅前に京成デパートがあったころ、そこは日曜日でも客がいなかった。京成デパートが閉店した後そのビルに丸井が入った。すると御徒町から上野駅前への人の流れがガラッと変わった。新しい人の流れができたのだった。
 そのことを思い出す。銀座2丁目〜京橋へ人が流れていくのではないだろうか。私が何を心配しているのか。現在京橋周辺には画廊が集まっている。家賃が安いからだ。人の出が変わると家賃が上がってしまうかも知れない。画廊が追い出されてしまうのではないか。数年前、シオサイトができたとき、銀座8丁目の家賃が上がって、何軒もの画廊が転居せざるを得なかったように。