日本で食肉用の羊を最も多く飼育しているところは?

 牛は乳牛と肉牛に分けられる。搾乳用の牛と食肉用の牛だ。豚はすべて食肉用のせいか肉豚とは言わないのだろう。言うのかな。では羊はどうか。羊毛を刈り取るための羊と食肉用の羊がある。しかし肉羊という言葉は聞いたことがない。前者のことを緬羊(めんよう)というのかもしれないが。
 こんな枕を振ったのはこれから食肉用の羊について書くからだ。たいしたことを書くわけではないが。日本で食肉用の羊が最も数多く飼育されているのはどこか? 答は宮内庁那須の牧場だという。宮内庁が食肉用羊を最も多く飼育している。理由は宮中晩餐会のためだ。外国のお客さんに出す肉料理が難しい。宗教絡みで、牛を食べない国、豚を食べない国がある。ところが羊に関してはそのようなタブーがないのだ。宮中晩餐会の肉料理には国産の羊肉が使われている。見てきたようなことを書いているが具体的にはどのような料理かは知らない。まさかジンギスカン鍋ではあるまい。宮中晩餐会に招待されることはあるまいが、コック長さん、私の好みは骨付きラム肉のソテーです。
 今回のネタ元は日本緬羊協会だから信憑性は高いはずだ。