ガルリSOLの荒井信吉の作品が面白い

 東京銀座のガルリSOLで「今在る、四人展」が開かれている(8月6日まで)。参加しているのは、阿部元子、斎藤伊生史、荒井信吉、勝間田佳子の4人だが、私には荒井信吉の作品が面白かった。荒井は1970年東京都生まれ、1996年に多摩美術大学を卒業している。2003年からガルリSOL、その他で個展を繰り返している。

 荒井の作品はレリーフ状のものが面白かった。段ボールに純金箔、真鍮箔、純銀箔、合金箔、顔料、蜜蝋、木、ウレタンニスを使っている。大きな作品は3点の作品を組み合わせている。


 支持体が段ボールのためか、少しぐにゃりとした感じが面白く、また細部もごちゃごちゃとしていて、カチッとしていないところも魅力的だ。凹部と凸部を組み合わせて作品として展示しているが、葉書にはサイズ可変となっているから別の形の組み合わせも可能なのだろう。

 その右側に平面作品が3点並んでいた。

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「今在る、四人展」

2022ン円8月1日(月)―8月6日(土)

11:00-19:00(最終日17:00まで)

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ガルリSOL

電話03-6228-6050

https://galerie-sol.com/