ガルリSOLの寺田和幸展を見る

 東京新富町のガルリSOLで寺田和幸展「Observation of NATURE」が開かれている(1月20日まで)。寺田和幸は1946年福岡県出身、1979年東京藝術大学卒業、1980年同大学大学院を修了した。スルガ台画廊やぎゃらりーセンターポイントで個展を繰り返していたが、1998年からガルリSOLでもう7回目の個展となる。

(上の作品の部分)

(上の作品の部分)



 画廊正面の壁に大きな作品が展示されている。左右450cmという大きさ。作品はその大きさを過不足なく生かしている。「Observation of NATURE」は「自然の観察」だから、寺田式自然の再現なのだろう。一見無秩序に思えるが、野放図ではなく秩序が隠されているのが見えるかのようだ。

 ここでガルリSOLにいついて、紹介することがある。昨年まで銀座1丁目にあったガルリSOLは入居していたビルの建て替えのため、今年から同じ中央区の新富に移転した。今回が新しいスペースでの最初の展覧会になる。会場はやや広く天井もやや高くなっている。正面の壁が広いのが使いやすそうだ。今回も左右4m50cmの大作がらくらく展示されている。

 場所は地下鉄新富町駅宝町駅八丁堀駅が作る三角形のほぼ真ん中で、3つの駅からいずれも徒歩5分くらい。銀座一丁目交番の横の道路を東へ真っ直ぐ行って、昭和通りを渡り、半地下の首都高速道路を超え、平成道路手前の左側のビルの3階になる。

     

寺田和幸展「Observation of NATURE」

2024年1月15日(月)―1月20日(土)

11:00-19:00(最終日17:00まで)

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ガルリSOL

東京都中央区新富1-3-11 銀座ビルディングNo.1 3階

電話03-6228-6050