「ギャラリー椿オークション2014」が始まる

 今年も8月2日から京橋のギャラリー椿で恒例のオークションが始まる。
 オークションは8月2日(土)、3日(日)、4日(月)、5日(火)の4日間。誰でも自由に入札できる。出品点数が500点以上も予定されている。ギャラリー椿は銀座・京橋地区でも特に大きなギャラリーだが壁面はぎっしりと作品で埋められるだろう。全部見るのが大変だとも言えるし、それが楽しいとも言える。気に入った作品も必ずあるだろう。
 出品リストを見ると、作家名、作品名(種類)、最低落札価格、素材・技法、サイズ・エディション、体裁、備考の欄がある。最低落札価格は文字どおり最低の入札価格だ。
 全体に低価格の傾向だが、それでも一番高い作品の最低落札価格が江戸時代の風俗図の180万円、ついで千宗守の楽焼茶碗130万円。菅創吉の油彩80万円、三沢厚彦が45万円となっている。脇田和の油彩は20万円だ。有元利夫の版画は3万円からだが、これはエディションが135のものだから市場では150万円の価格で販売されているものではないか。人気作家の森本秀樹の油彩も6万円からだ。ただし最低落札価格が1万円以下のものは無保証としますとある。つまり真贋は入札者の判断に任される。最低入札価格は5,000円だが、1点だけ作者不詳の水彩が1,000円というのもある。
 入札方式は1人2枚札によるもの。これは希望価格の上値、下値の2つを記入する方式で、他に入札者がいなければ下値で落札されるが、競合した場合は上値で落札するというもの。もちろん相手の入札した金額がそれより上なら相手のものになる。入札の最小単位は100円とのこと。
 なお、落札した場合は、落札価格に別途ギャラリーの手数料が10%、この手数料に対して消費税が8%加算される。10,000円で落札すれば、手数料1,000円と消費税80円がかかり、合計11,080円が支払い金額になる。
 オークションは11:00ー18:30、入札締め切りが8月5日(火)16:30、開札が同日17:00からとなっている。
 入札しなくて見るだけでも大丈夫。作品は500点も並んでいて面白いのでぜひ行かれることをお薦めする。出品リストはギャラリー椿のホームページでみることができる。
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ギャラリー椿
東京都中央区京橋3-3-10 第一下村ビル1F
電話03-3281-7808
http://www.gallery-tsubaki.jp