第10回アートプログラム青梅2012「存在を超えて」を見る(その1)

 青梅市で開かれている第10回アートプログラム青梅2012「存在を超えて」を見てきた(11月25日まで)。青梅市立美術館、青梅織物工業協同組合、吉川英治記念館や青梅市内の寺社や商店、民家などが協力して美術家たちや、美大の学生たちの作品を市内あちこちに展示している。参加している美大明星大学多摩美術大学、武蔵野美術大学東京造形大学の4つの大学となっている。
 まずJR青梅線青梅駅で降りて青梅市立美術館へ向かった。ここには美術家たち16名の作品が展示されている。その何人かの作品を紹介しよう。

 麻生志保の大きな作品が壁面一杯に展示されている。麻生は鯉を描いている。マキイマサルファインアーツの個展でも見たが、さすがに迫力がある。
マキイマサルファインアーツの麻生志保展[Re](2011年10月2日)


 作間敏宏は電球と標札の作品を出品している。「家族」をテーマとする作品だ。市内に出品している学生が、きれいなのに恐いと言っていた。
8th Art Program Ome 2010「循環の体」の作間敏宏作品(2010年11月15日)


 藤澤江里子の新作を見ることができた。銀座あたりでまた個展を開いてくれないだろうか。
村松画廊の藤澤江里子展、完成された抽象画家(2009年6月26日)


 母袋俊也の大きな作品が展示されている。その横には下絵も額に入れて並べられている。この下絵をもとに大きな作品が描かれたのだ。


 美術館にはこのほか、池田龍雄、楠本正明、神彌佐子、末永史尚、長谷川佐知子、原游、原田丕、藤井博、真部知胤、水上嘉久、望月厚介、山口啓介が展示されている。
 美術館を出て、観光案内所でもらった「作品MAP」の地図を手に、旧青梅街道を東青梅駅の方向に歩きはじめた。
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第10回アートプログラム青梅2012「存在を超えて」
2012年10月20日(土)→11月25日(日)
9:00−17:00(青梅市立美術館)月曜休館
10:00−17:00(青梅織物工業協同組合施設)
10:00−16:30(吉川英治記念館)月曜休館
そのほか、市内各所「4大学学生展」