山本弘の「制多迦童子」

 昨日「1976年の山本弘展」を紹介した。「制多迦童子」の横に立つ山本弘の写真を見て、初めてこの絵が山本弘の自画像だと気づいた。躰格好が同じなのだ。


 制多迦童子制吒迦童子)とは何だろう。Wikipedhiaによれば、

制多迦童子(せいたかどうじ)は、不動明王の従者八大童子の第8番目である。不動三尊の一人であり、矜羯羅童子と共に不動明王の脇士を務める。通常は不動明王の右(向かって左)に配置される。「制多迦童子」とはサンスクリットで奴隷・従者の意。

 この制多迦童子という見るからに激しい個性に山本が自分を擬していたということに、新鮮な驚きを憶える。あなたにはまだまだ知るべきことがたくさん残っているようだ。いつか山本弘伝を書こうと思っています。