ギャルリー東京ユマニテbisの都丸志帆美展を見る

 東京京橋のギャルリー東京ユマニテbisで都丸志帆美展「内側に溜まった水溜まり」が開かれている(3月9日まで)。都丸は1977年群馬県渋川市生まれ、2002年創形美術学校ファインアート科を卒業している。個展は2006年ギャラリー坂巻、その後現代HEIGHTS ギャラリー Den、ギャラリー坂巻で開き、2013年以来ここギャルリー東京ユマニテで3回目の個展となる。

 都丸の言葉、

重ねる暮らしの中でいつの間にか静かに溜まった内側にある水たまりをみつけた気がした。外側の乾燥した肌と内側にあるヌルッとした五臓六腑。自分というカタマリを日々動かし終わることを知りつつ繋げていく毎日を愛しく思い、内側と外側の出来事を絵を描くことでボンヤリ眺めてるのかもしれない。

「日常を触る」

「窓から聞こえる声」

「一回性」

アルゴリズムに乗っかる」

「そのようなフリをする」

「結局は自分の気分に従う」

「私のお茶碗」「昨日の夢、朝の匂い」


 都丸の絵画はとても楽しい。決して脳天気な性格ではなく、まじめで明るい性格が想像できる。それが作品に反映されていて見ていて楽しい画面を作っている。タイトルもちょっと変でそれも魅力だ。

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都丸志帆美展「内側に溜まった水溜まり」

2024年3月4日(月)―3月9日(土)

10:30-18:30(最終日17:00まで)

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ギャルリー東京ユマニテbis

東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビルB1F

電話03-3562-1305

https://g-tokyohumanite.com