東京銀座のギャラリーせいほうで加新紺展「巡―めぐる―」が開かれている(8月5日まで)。加新は東京造形大学彫刻科卒業。ギャラリーのホームページから、
2007年頃から抽象的な表現を始め、絶妙なバランス感覚で空間を物語る彼女の作品は設計者たちからも好まれ、ホテルや、オフィス、ラウンジなど多くの施設にコミッションで制作、納品されている。
代表作としては、ホノルルや、マニラの空港ラウンジ内の壁面立体作品。
あべのハルカス内のマリオット都ホテル、アンダーソン毛利法律事務所、資生堂パーラー横浜そごう店など、パブリックコレクション多数。
平面作品に金属が貼付されている。また金属の立体作品も展示されている。平面絵画と金属を曲げたものを合体させた作品は、どこか危ない感じがする。それらは本来相容れない性質のものだからだろうか。
窓際に並んだ金属の立体は意外にも普通の抽象彫刻の印象だった。ギャラリーのホームページの文章を読んで加新が女性であることを知った。作風は男性を思わせたので少し驚いた。
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加新紺展「巡―めぐる―」
2023年7月25日(火)―8月5日(土)
11:00-18:30(最終日17:00まで)
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ギャラリーせいほう
東京都中央区銀座8-10-7 東成ビル1F
電話03-3573-2468